生きる 返し終えるその日までは

駄目男の500万返済日記

性欲に喰われた理性

取り憑かれたように、女を買い続けた。

無限に溢れ出る性欲。コントロール不能だった。


欲望が、デリヘル嬢を1人呼んだだけで収まらない場合は、またすぐに別の嬢を呼んだ。

信じられますか?本当にいかれた人は、風俗をハシゴするんですよ。


とにかく、気が狂ったように女を買い続け、借金を増やし続けた。


サラ金でカネを借りて女を買い漁るなんて馬鹿な男は、そうはいないんじゃないかな。


本能の赴くままに行動する、動物そのもの。会社を休んで、遠出して行ったりもしたぐらいだ。

頭のネジがゆるんで、コンビニのサラ金ATMから金を引き出すことに次第に抵抗感がなくなっていった。


どうしてこんなんになっちゃったのかな。


これまで、どちらかというと大人しく、コツコツ真面目に生きてきた方だと思う。青春時代は受験勉強、仕事も地味で堅い仕事。

実はキャバクラもほぼいったことがないレベルだ。


思い通りにいかない人生への不満なのか?


自分はどこか壊れてるに違いない。


性欲をコントロールできない人間は破滅するしかない。

ただ、自分が借金まみれで破滅するだけなからまだしも被害者がいる性犯罪だけは犯してはダメ。万が一にも痴漢など性犯罪を犯してしまいそうになったら、最後の最後の理性で、自身の性器を破壊したい。

有難いことに、子どもの存在が、自分を犯罪者になることから遠ざけている。


その子どもを、裏切り続けているわけやけども。借金こさえて、女買って。



ふと気がつけば、多重債務者。



多重債務者なんて、遠い世界の話だと思っていた。つい半年ぐらい前までは。